あくび 繰り返し 脳の活性化

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あくびの原理

個人差がありますが、生活習慣による体のゆがみやねじれ(頭が重かったり、冷えたり、心が落ち着かない)方はあくびをすることによって解決するかもしれません。
というのは、あくびのように口を大きく開け閉めすることを繰り返すことによって、脳の活性化につながります。
よって、ゆがみやねじれを正すと体が整うだけでなく、脳幹にも効果があります。

脳幹は脳の中でも私たちが生命を維持するうえで重要な働きをつかさどっています。自律神経のコントロール、ホルモン分泌・呼吸・体温・食欲・感覚の管理などです。あくびの動作は頭蓋骨の真ん中にある蝶形骨を介して脳幹とつながっています。脳幹が正しく働いていると、自己治癒力が高まり、心身ともに健康になります。

あくびの体操

以下の体操によって、脳幹にある間脳が脳全体を活性化させます。
(1)背筋を伸ばして座る。立位の場合は姿勢を正して正面を向く。
(2)顔を右に向けて口を大きく開けて鼻から空気を吸う。ここでは、力まずにできるだけ大きく開ける。
(3)顔を左に向けて口を大きく開けて右と同様に呼吸をする。
(4)左右のどちらが大きく胸式呼吸をしやすいかを確認する。
(5)呼吸がしやすい方向に顔を回した後、少しゆるめて、その位置で大きく口を開ける。呼吸は鼻から自然に行う。
(6)力まずに全開で5秒間キープし、口を閉じる。
(7)2回繰り返し、3度目は力まず全開で20秒間キープ。
(8)口を開けたまま顔を正面に戻す。
(9)顔を左右に向けて試し、呼吸しやすさの左右差を確認する。差異があれば(5)〜(7)を繰り返す。
(10)前を向いたままで口を開き呼吸がしやすいほうに顔を傾け、口をゆっくり大きく開ける。呼吸は鼻から自然に行う。力まずに全開で5秒間キープし、口を閉じる。
(11)2回繰り返す。3度目は力まず全開で20秒間キープ。
(12)口を開けたまま顔を正面に戻す。
(13)顔を左右に傾けて、呼吸のしやすさの差異を確認する。差異があれば(10)〜(12)を繰り返す。
(14)正面を向いて口を大きく開ける。
(15)力まずに全開で5秒間キープし、口を閉じる。
(16)2回繰り返す。3度目は力まず全開で20秒間キープ。呼吸は鼻から自然に行う。20秒以上開け続けると筋肉が緊張し始めるため、最長で20秒程度。

この体操によって呼吸のしやすさの左右差はなくなります。また、正面でのあくび動作をする前に左右差を確認し、できるだけ左右差をなくしてから、最後に仕上げで正面で行うと効果的です。

脳幹が活性化した時の効果

(1)体の重心が整う
(2)骨格や関節のゆがみが整う
(3)筋肉の緊張がゆるみ、無駄な力みがなくなる
(4)関節が柔軟に!
(5)内臓機能が活発に
(6)基礎体温が上がる
(7)熟睡できるようになる
(8)疲労感が消える
(9)食欲が適正化する
(10)精神面が安定する
(11)更年期障害が和らぐ
(12)冷え性が和らぐ

最後に全行程3分程度なので誰でも簡単にできて、全身を緩める効果があるから、あくびが出やすくなります。就寝前にあおむけの姿勢で行うと入眠効果バツグンでぐっすり眠れます。興味のある方は是非やってみてください。

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運動あくび

Posted by karz