電気料金 およその額 節約のポイント
現代は電力会社を自分で選べる時代なので、自分のライフスタイルに合わせた電力会社を選ぶのが有効です。
本記事では、電気料金の節約方法、おすすめの電力会社、一人暮らし・世帯別の平均電気料金を紹介します。
平均的なデータとご自身の電気料金を比較して、少しでも電気料金を抑えられる参考になれば幸いです。
データは全て2019年を参考にしています。
電気料金の計算について
電気料金は「kWh×料金単価」+「基本料金」で計算します。
ここで出てくるkWh(キロワットアワー)は「電力×時間」で計算し、電力使用量を表しています。
電気料金単価は電力会社ごとに異なりますが、使用量が増えるほど高額になることが一般的です。
また、再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)と燃料費調整額も加算されます。
再生可能エネルギーは電気の量によって変動し、燃料費調整額は減算されることが一般的です。
電気料金は季節や地域、ライフスタイルによって変動します。
電気料金が高くなる理由
電気料金が高くなりやすい季節は、7月から9月にかけての暑い時期と、1月から3月にかけての寒い時期です。
(1) 7月から9月にかけて高くなる理由はエアコンで、エアコンを頻繁に使う地域とそうでない地域とで電気料金の平均額は異なることが特徴的です。
(2) 1月から3月にかけて高くなる理由はエアコン以外の暖房器具を使用するのが多いからです。
さらに、冬場はお湯を使う機会も多く、電気料金は高額になりやすいです。
また、太陽光発電システムを導入している場合も、電気料金が上がりやすいです。その理由は冬は日照時間が短く、発電量が少なくなるからです。
(3)参考までに月別電気料金の平均値は以下の通りです。
月 | 料金 |
7月 | 8,307円 |
8月 | 9,636円 |
9月 | 10,808円 |
1月 | 12,966円 |
2月 | 14,333円 |
3月 | 13,526円 |
電気料金が高くなりやすい地域
参考までに地域別の電気料金平均額は以下の通りです。
地域 | 料金 |
北海道 | 9,557円 |
東北 | 10,491円 |
関東 | 8,733円 |
北陸 | 11,499円 |
東海 | 9,540円 |
近畿 | 8,566円 |
中国 | 9,308円 |
四国 | 10,274円 |
九州 | 8,375円 |
沖縄 | 8,340円 |
毎月の平均電気料金
現在支払っている電気料金が高いのか安いのかは、各家庭が支払っている平均電気料金と比較しなければわかりません。
電気料金は例えば、テレワークなどによって自宅で過ごす時間が長ければ上がります。
また、世帯人数が増えれば電気料金も高くなります。
参考までに世帯人数ごとの1ヶ月の平均電気料金は以下の通りです。
世帯人数 | 料金 |
1人 | 5,700円 |
2人 | 9,654円 |
3人 | 11,116円 |
4人 | 11,761円 |
5人 | 12,945円 |
電気料金を節約するポイント
電気料金を節約するためには、家電製品の無駄遣いを抑えることが大切です。
特に冷蔵庫、照明器具、テレビ、エアコンは家庭の電気料金の大部分を占めるため、それぞれの家電製品の無駄遣いをしないことが節約につながります。
(1) 冷蔵庫の節約ポイント
冷蔵庫は冷やす際が一番エネルギーを使うため、内部の冷気を逃さないようにキープしたり、内部の温度を上げないように対策することが重要です。できるだけ開閉回数を減らすことや温かいものは粗熱をとってから冷蔵庫に入れること、そして冷蔵庫の中にものを詰め込み過ぎないなどが大切です。
また、季節ごとに設定温度を調節して無駄に冷やしすぎないように対策することも効果的です。
(2) 照明の節約ポイント
とくに効果的なのは、通常の白熱電球のおよそ40倍という長い寿命を持ち、節約効果も高いLED照明への交換です。また、使用してない時はこまめに電源をオフにして、なるべく照明を無駄遣いにしないようにすることが大切です。
(3) テレビの節約ポイント
テレビは電源をオフにしていても待機電力を使っているので主電源ごとオフにしましょう。
ただし、主電源がオフになっていると録画できなかったりする場合があるため確認してから実行しましょう。
(4) エアコンの節約ポイント
エアコンは電源をオンにしてから設定した温度になるまでの間にもっとも電力を使用します。そのため、頻繁に電源をオン・オフすると非効率的です。
また、1時間程度の外出ならば、電源を切らないほうが電気代の節約になります。つけっぱなしにしておく方が節電につながる場合もあります。
おすすめの電力会社
(1) 電気の使用量が比較的少ない一人暮らしの方は、リミックスでんき、あしたでんき、Looopでんきがおすすめです。
(2) 電気使用量がやや多いニ人暮らしや三人暮らしの方は、エルピオでんき、出光昭和シェル、ENEOSでんきがおすすめです。
(3) 電気の使用量がとても多くなる4人以上の世帯の方は、シンエナジー、ソフトバンクでんき、丸紅新電力がおすすめです。